赤黒く蠢く日共
0528

人の死とは、始まりに繋がるのではなくただの終焉。
輪廻を信じようとも、悲しみを打ち砕くことはできない。

知らずながら、人はカタルシスを求める。
彼の、彼女の死を悼み、涙し、心を締めつける悲しみに打ち震える。
そして仕事に向かう。

死は終わりでないとすれば、それは生きる者にしてのみ。
死す者は此岸からは消え去る。蘇ることなどなく。

それすら物理を信じる無宗教が蔓延る時代と国に生きる一介の人間の思い込み。


あなたは死んでいますか、それとも生きていますか。
私はかろうじて生きることができています。

0806
今は大量生産の時代。
真実の絶対量は不変で、しかし物質――情報量――は増える。
つまり、ひとつひとつの作品に込められる、真実の数は少なくなる。 そんな幻想が、一巡り。
0726
人を疑うのが悪いことか。
自らを偽るのは良くないことか。

ならば、疑い偽ることを知ってしまった俺は、どうやって生きていけばいい。

0725
人は群れなければ生きていけない。
独りでは生きていけない。

どんなに望もうとも、集団の一部と化してしまう。
ああ、俺も人間なんだ。
この薄穢く、省みることのない、濁った目で睨む生き物の一部なんだ。

0723
哀しい人を見た。
人を嫌い、自らを蔑んでいる。
自らを省みることのできる人だけど、自らがすべてだと思い上がってはいないけど、
自分がいなくなってもいいと考えている人。
この道に、帰路はない
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